2,3年前、風呂の壁にくっついたこのへんてこりんな虫を発見した。はじめは変わった草の実がなんでこんなところにくっついているのかと思い、何気に手に取ってみると見かけと違って、気持ち悪くふにゃっとしている。で、よくよく観察していると中に虫がいることが分かったのだが、当時はただ気持ち悪くてすぐに捨ててしまった。田舎に住んでいると、カブトムシやクワガタ、ホタルなど人気の虫もたくさんいるが、害虫や目障りな虫の方が数限なく多くて、昆虫マニアでもない私はいちいち気に留めることもな少なく、この昆虫も忘れていた。それが再び同じ風呂場に現れた。で、やはり気になるので観察していると中から縞々の太さ1ミリ、長さ5ミリ程の幼虫らしきものが、扁平の瓢箪型の2枚貝のような蛹の中から縞々の太さ1ミリ、長さ5ミリ程の幼虫らしきものが頭を出してはフニっと動く。調べてみると、マダラマルハヒロズコガの幼虫で、俗に「ツヅミミノムシ」とも呼ばれる虫らしいと分かった。朽ちた木やアリコの多そうなところに多く住み、最近の観察でアリを食べることも報告されているが、その生態はよくわかっていないらしい。まあ、変な虫もいるものだ。毎年、初めて知る草花があるように、1年のうちには一、ニ種類くらいは、今まで認識していなかった虫を発見する。目に見えるものでもそうなので、この地球上の身の回りでも、目に見えない微小な生き物はもちろん、もしかしたらカワウソやオオカミもひっそりと生存していて、新しい発見があるのかもしれない。

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