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「秘密保護法案」「TPP」「原発政策」「国会運営」「農政改革」「非正規労働」考えるだけで、発言するだけで、なんか疲れてしまいそう。でも、負けてはいけないと、いつも自分を鼓舞する。今の政治、今の政権は、本当にまずい。危険。かつての自民党もひどかったし、民主党政権は幼稚だったが、安倍政権ほど危険ではなかった。賛成反対はあってもいろんな意味で良識もあったり節度もあったし、なによりブレーキがあった。ブレーキが利かなくなり始めたのが小泉政権からである。少数意見は切り捨てる。反対意見は抵抗勢力としてつぶす。いくら権力闘争とはいえ、反対者や少数意見を抹殺するやり方は、とても民主主義とはいえない。民主主義は多数決の原理ではあるが、少数意見の尊重こそが根幹で、全てを多数決で決するのは多数者の横暴でしかない。その結果が、原発の不幸であったり沖縄の悲劇なのである。
いま、田舎暮らしの住民に比べ都市住民が圧倒的に多い。その多くがサラリーマンで農業、林業、漁業、そのほかの自由業や自営業を全て足しても、5千数百万名というサラリーマンには到底及ばない。日本はいつしかサラリーマン国家になってしまったのである。結果としてサラリーマンの発想が主流となる。それは致し方ない。しかし、かつての美しい日本といわれる日本の文化や精神、風土、そしてクールジャパンの多くが、農業、林業、漁業、そのほかの自由業、そして職人といわれる人々によって生まれている事を忘れてはいけない。言葉の上で「美しい日本」とか「日本を取り戻す」という安倍首相。本当にそのことを分かってるのであろうか。政策からは、言葉に反してその思いは全く伝わってこない。 このたび四十年以上に渡って続いてきた農政が終る。それがわずか数年の内に変わるという。私は今までの農政にも異議を唱えてきたが、この改革は良くなる方への改革とは到底思えない。今やろうとしている事は、間違いなく国民を危機に直面させる事となるだろう。今の農政は、グローバル経済と言う脅しによって、食糧を単なる電気製品や自動車のような製品と同じように扱い、日本の食糧や文化や風土を否定するものである。自然との相互関係によって成り立つ食糧を、機械的に計画的に製造できるものと同一のレベルで考えるべきではない。間違いなく近い将来、世界的レベルで食糧危機か食糧争奪戦が起きる。国同士、世界企業同士で競争はできても、自然と競争はできないのである。その時、国民は、食糧がたりなくなっても何も文句を言わないのだろうか?国はそれを補う事が出来るのだろうか? 人間がコントロールできるものはグローバルな競争もいいだろう。しかし人間がコントロールできないものまでグローバル競争に放り投げるべきではない。かならずその報いは自らに返って来る。天に唾するものを、お天道様は見ているのだ。 水のふる里・大朝」のウェブアルバムはこちらから ブログ「水のふる里・ウェブアルバム」 繭clubのネットショップはこちらからどうぞ。 繭clubショップ 兄弟ブログ「繭ノクラフト」も見てください。 ブログ「繭のクラフト」
by mizunohurusato
| 2013-11-30 22:51
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