まもなく衆議院選挙の投票日。世論調査で右よりの発言をする政党が、押しなべて強く支持されている。これでいいのだろうか。長く政権にあって、特に後半の自民党政権のひどさ、小泉政権による格差の助長、そして、多くの市民が閉塞感や貧しい生活を強いられる格差社会を作った張本人に国民はわずか3年前にNOを突きつけたはずではないか。揺り戻しにしては早すぎるし、当の自民党が変わったとも思えないのにである。原発政策にしても、何の反省もない自民党。日本原電の敦賀原発のずさんな審査経過。それでいて、まだ原発を推進しようと言う魂胆が見え見えなのを、あいまいな言い回しでごまかそうとしている。民主党も公明党もその他の多く政党も、どれ一つまともの政党とは思えない。多くの人が投票する政党がないと悩むのも分かる。と言う私もその一人。今回の争点はたくさんあるが、最も大切なのは、日本をどこへ向かわせるかと言うこと。過去の経済成長神話はもう望めないこと。原発は全域が活断層で、しかも災害列島の日本には、そもそも無理であった事。TPPは、現代の開国などではなく、農業以上に医療や社会保障、国民の安全にとって有害なものであること。完全な自由貿易信仰は、強者の論理であり、国民の大多数が弱者である国民は、間違いなく厳しさに直面させられるであろう。某元総理大臣が声を大にして叫んでいる「日本を取り戻す」って、いったいいつの日本を取り戻そうとしているのか・・・彼らの主張は、現憲法が間違っているといっているわけで、少なくとも戦前以前。もしかしたら明治まで返ろうといっているのか?なんとも、恐ろしいことである。某元東京都知事はいった「現憲法の恩恵を一つも感じたことはない!」。今に生きている政治家で、国民とも思えない発言ではないか。普通の国民以上に、自由気ままに振舞ってきた某元東京都知事が、自分の勝手な行動や発言が出来る自由で、世界的にも平和で安全でしかも格差の少ない日本を作ってきた素晴らしい憲法を否定するとは、日本や今の自分があることも本来なら否定しなければならないのではないかと思う。少子高齢化による人口が減少する日本。かつてのような、高度経済成長は望めない。また、これほど全世界がつながり、グローバル化した経済の中では日本一国が豊かになることなど不可能であるのに、経済成長をさせると喧伝するとは、相変わらず無責任体質が見える。確かに、行政システムは改革が必要である。地方分権も必要である。しかし、道州制は違う。地方にミニ集権国家を作るのと同じである。同時に今の政治制度も改革が必要である。国会のあり方、政党政治の限界、2院制、小選挙区制、比例代表制、すべての改革を目指す国会議員や政党の出現を望んでやまない。
せめて、せめて、右極化や強権的な日本だけにはなって欲しくない。積極的に投票したい政党がない方で、平和で、自由で、民度が高く、格差の少ない日本を望むなら、反省のない政党や昔に返ろうとする政党、格差を広げる競争原理を強化しようとする政党以外に投票して欲しいと思うばかりである。